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カテゴリー別アーカイブ: 日記

蠟色師は手✋で磨く

蝋色の最終工程は手✋で磨きます。漆塗り蝋色の作業工程での相性がとても良くて、布や綿を使って磨く方法もありますが、漆との相性はこの手✋で磨くのが1番適しています。菜種油と白い粉(研磨剤)を手✋につけて磨くのです。

 

石目仕上げ 踏台

今回は、踏台の石目仕上げです。

普段の作業は蝋色仕上げなのですが、壇の上に上がる時など足を滑らさない為に漆の表面を石の様にし、またこの技法によりキズが目立たない工夫なのです。

手前側の脇机の甲板は蝋色(鏡面仕上げ)  踏台は石目(キズの目立たない仕上げ)と対照的な仕上げではありますがどちらの仕上げ方もその場所や場面でよりよい空間を創ってくれることでしょう。

向壇の天板補修・復活蝋色

今回は大壇一式、向壇の復活蝋色です。
漆塗り表面のヒビ割れを補修し、天板全体を復活蝋色技法でピッカピカに仕上げました。
復活蝋色技法により通常の塗り替えよりも費用が抑える事ができました。

日が暮れるのがはやくなってきました

日に日に秋が深まってきましたね。
仕事の後は、アツアツおでんにお鍋が美味しい季節です!
年末に向け、何かと忙しい日々が続きますが、コロナ禍はまだ収束しておりません!
お互いに感染防止対策を欠かさず気をつけましょう!!

漆塗りお仏具のキズ、カケ、凹みの補修材料

 

漆塗りお仏具のキズ、カケ、凹みを埋める時にいつも使っている材料のご紹介です。

木の粉。。。木材を細かな粉にしたもの

地の粉。。。ズバリ土です。掘って出てきた土です。これよりも細かな粒子のものを、との粉と言います。

米糊。。。お米の粉と水を合わせて鍋で煮ていくとトロトロとした状態になります。

地味~な作業ですが皆様に知っていただければ嬉しく思います。

 

よろしくお願いいたします。

大壇一式 脇机 復活蝋色

 

今回は、真言宗のお寺様のお仏具です。

まずは脇机から復活蝋色で仕上げてまいります。

三十数年前に納入された脇机です。これも復活蝋色技法で蘇りました。

やはり、昔の職人が良い仕事をしていると木地も下地もしっかり活きていますので、

漆塗りの表面だけを復活蝋色技法で施工するとこの様に綺麗に仕上がり

通常の漆塗り替え費用よりも抑えることができます。

よろしくお願いします。

 

※【復活蝋色】は京仏具藤田蝋色工芸 藤田 剛の商標登録です。

ヤフオクで販売! 漆塗り石目肌仕上げ上置きミニ仏壇

ヤフオクで販売します!

今回は石目肌仕上げ!上置き仏壇のご紹介です。

この上置き仏壇は、仏壇仏具のお店でお安く販売されている家具調(ウォールナット調)の上置き仏壇です。

この上置き仏壇の正面だけを漆で石目肌にしてみました。
艶はあるけど重厚で、小キズや手の触った痕が目立たない。
お手入れ簡単拭くだけです。

元々がお安く売られているモノなので(3万円前後)、正面だけを漆で石目肌仕上げにしても仏壇としてはお安い(6万円)と思います。

ヤフーオークションで出品しております。

よろしくお願いいたします。

ネットショップBASE&メルカリで販売開始

石目塗り香合2.5寸

ネットショップ ベイス https://fujitaroiro.base.shop/

メルカリ https://www.mercari.com/jp/u/537936722/

今回はネット等で安く売られているものが沢山有る中香合を選び、見た目だけ高級にしてみました。ネットショップBASEとメルカリで販売しておりますので興味のある方は是非ご覧ください。

よろしくお願いいたします。

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宮殿・須弥壇 真宗大谷派

今回は、四十数年前に納入された宮殿・須弥壇です。

昔の職人が良い仕事をしているので木地も下地もしっかり活きている。

これも復活蝋色技法で蘇ります。

錺金具は洗浄し。青く錆びている箇所は金箔で補修して綺麗になりました。

この様な方法がある事を皆様に知っていただきますよう

よろしくお願いいたします。

六器台(朱塗り)金箔洗浄も

今回は、ビフォー&アフターが分かるように半分&半分に仕上げてみました。木地、下地、塗膜が活きていれば復活します。

金箔の部分は洗浄をして汚れを取り除きました。

金箔の洗浄で大事な事が一つ有ります。

金箔が丈夫にくっ付いていて、汚れが取れても金箔は取れないこと。。。

金箔のくっ付きが優っていることが条件になります。

金箔の洗浄でキレイになると凄くお得です!!!