下地の透けが有り、紫外線の影響で劣化し漆塗りの艶が無くなってしまった外陣正面の上り框です。
今回、目立ったキズ・カケは有りませんでしたが、下地の透け(黒漆が薄くなり下地が見えている)が所々有り、これを補修しながら艶を蘇らせました。 この様に木地と下地が活きている物は復活蝋色技法で蘇らせる事ができます。